コミュニケーション能力不要!?言いたいことが相手に伝わるたったひとつの重要ポイント|鴨頭嘉人直伝[3]

コミュニケーション能力の必要性

本記事は動画の【6:01】辺りから▶コミュニケーションが苦手な人は、まず〇〇を知れ!

人によってポジティブとネガティブな情報の捉え方は全く違う

で、当時西任暁子さんという僕のスピーチの先生と一緒の話し方の学校やってたんです。

 

西任暁子にこの話をしたんです。

 

「西任さん知ってます?断食すると感性がビンビンになって人生のステージが上がって、世界を変えていく人はみんなやってるらしいですよ!やりましょうよ西任さん!」と言ったら、「私、必要ない。私、誰よりも感性鋭いんで必要ないから。世界変えない」と言われちゃうわけ。

 

違うんですよ。

 

人によってそれをポジティブな情報だと思う感情や幅や、それをネガティブに嫌だなと思う感情は相手によって違うわけ。

 

だから同じトークで必ず相手をB地点へ連れて行けるとは限らないんです。

 

例えば、西任暁子さんに断食をやらせようと思ったら「西任さん断食やると持病全部無くなりますよ」って言うとやるんです。

 

あの人、体弱いんで。

 

持病いっぱいあって、自分の体を良くすることにすごく興味あるわけ。

 

世界を変えることに興味ない。

 

自分の体に興味があるんです。

 

だから「体が良くなるよ。もっと健康的になりますよ。エネルギッシュになれますよ」とか言われたら「私、エネルギー要らない」とか言うから。

 

でも「病気にならないですよ」と言うと「病気にはなりたくない」

 

病気に対する恐怖心が強い。

 

子供の頃に事故があって肺が半分ぐらいないみたいな人なので、いつも自分の体をキープすることに対しての恐怖があるんです。

 

でもそれが無くなるよって言うと、「私やるわ」ってなるわけ。

 

だから大切なのは「相手をどれくらい知ってますか?」です。

 

相手のことを知らないと、どんなにスピーチを上手そうに喋っても目的を達成しないということです、目的は。

 

だって相手がB地点に行かなければ意味がないからです。

 

なので相手が何を欲しいと思っているのか?

 

何が嫌だと思ってるのか?

 

それを知った上で、できるだけ情報を集めてスピーチを作っていくっていうのが大事です。

 

相手を知ることなんです、相手を知ること。

 

次回:4)「ポジティブ」や「ネガティブ」に思うことは「人によって違う」ことを認識しよう

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。