週の真ん中、水曜日は
『おススメ本』の日。
今回取り上げるのは、
小説です(^o^)/
社会全体が、まるで囚人監視システム
『パノプティコン』……
大人が子どもに伝えてしまう、
窮屈で息苦しい価値観!
僕の印象に残った内容、
そして
小説を貫く最もコア
なメッセージ
を紹介します♪
<目次>
1.今週のおススメ本は……!?
2.社会全体が『パノプティコン』だ!
3.窮屈でたまらない価値観……!
3.最もコアなメッセージが小説を貫く!
本題に入る前に、お知らせです(≧∇≦)♪
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▼今週のおススメ本は……!?
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週の真ん中水曜日『おススメ本』の日
でございます(≧∇≦)♪
最近は寝ても覚めても
『コミュニケーション大全』
の話ばかりしていますが……
▼『コミュニケーション大全』鴨頭嘉人/著
(※こちら→)http://www.amazon.co.jp/dp/4910616020
今回は久しぶりに、僕以外の人の本で、
おススメ本を紹介します♪
今回の本は、今までとは違って
初めて取り上げる『小説』……
喜多川泰
(きたが わ やすし)
さんの
『よくがんばりました。』
サンマーク出版から出ている本です。
今年の9月15日が初版かな?
つまり喜多川泰さんの
最新作ということです。
▼『よくがんばりました。』喜多川泰/著
(※こちら→)http://www.amazon.co.jp/dp/4763140124
喜多川泰さん……分かりますかね?
この人の小説は、
いわゆる『自己啓発小説』
です。
このカテゴリーの本を書く人って、
他にいるのかなぁ?
僕が知っている限りでは、
喜多川泰さんなんですよね(≧∇≦)
もともと学習塾で仕事をされていて、
その時、授業の前に生徒に
喋っていた内容を本にしたもの
『賢者の書』がデビュー作となっています。
そこから次々と、
ものすごい『伝説の小説』
を生み出されている人です。
僕は普段ビジネス書しか
読んでいなくて、
小説も全然なんです(≧∇≦)
学生時代は、
めちゃくちゃ読んでいました。
あの頃は
赤川次郎(あかがわ じろう)さん、
眉村卓(まゆむら たく)さん、
最近では
宮部みゆき(みやべ みゆき)さんに
一時期ハマったり、あとは
東野圭吾(ひがしの けいご)さん……
何人かの人の小説は読んでいたけれど、
最近は全然読んでいなくて、
久しぶりに読ませていただきました。
今回、なぜ『よくがんばりました。』を
読もうと思ったか……
理由は、新潟の鴨楽読を
担当してくれているジーニーこと、
北平貴之(きたひら たかゆき)さんが
「今回の喜多川泰さんの本、
絶対に読んだ方がいいですよ!」
と勧めてくれたからです。
主人公が
石橋嘉人(いしばし よしと)さん。
下の名前が、鴨頭嘉人と全く同じ漢字で、
学校の先生。
要は
「教育者の嘉人さんの
話だから、
ぜひ読んでください!」
と言われたんです(≧∇≦)
「そんなに関係あるかな(笑)」
とは思ったけれど、
読んでみてよかったです♪
ジーニー、ありがとう(≧∇≦)♪
今日は、この『よくがんばりました。』
喜多川泰さんの小説を
ご紹介させていただきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼社会全体が『パノプティコン』だ!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※以下、原文に改行を加え、
一部、補足説明を追加しています。
==========
「今日、石橋先生のクラスの
保護者からクレームの
電話がありました。
内容的には、社会の授業を
何とかしてくれというものでした」
教頭の倉田の説明が続く。
「やはり来たか」
(石橋嘉人は思った)
新型コロナウイルス感染症対策の
一環として、公立の中学校でも
オンラインの授業を導入したが、
全員登校が始まった今も、
家族に感染者が出たときは、
生徒が濃厚接触者となり
五日は学校に来られなくなってしまうので、
オンラインの授業が
受けられる
システムが残った。
その決定に
ストレスを感じる先生は多い。
これじゃあ
毎日が授業参観
のようなものだ。
いや、
誰が見ているかわからない
という意味では、
授業の監視システム
に近い。
実際には自宅で生徒が
授業を受けるためにあるシステムだが、
「保護者の方は見ないでください」
と言えるわけではない。
画面の向こうでは
誰が視聴しているかわからない。
なかには採点する「審査員」のような
目で授業を見ている親だっているだろう。
どの教科にしても、
実は先生よりも専門的で
知識の豊富な大人は
結構いるということを、
当の先生が一番良く知っている。
親が英語圏の出身という生徒も
珍しくないし、
塾の先生をしている親もいる。
同業の学校の先生もいるし、
教養として日本の歴史を
勉強している大人もたくさんいる。
研究職として働いている人は、
学校の理科の先生よりも
理科の内容に詳しいなんてことは
ざらである。
比較的大丈夫そうな顔をしているのは、
数学の先生くらいなものだ。
相手の見えない
「授業監視システム」
が始まってから、英語の先生は、
「先生、発音はあまり
上手じゃないんだけど」
という前置きをするようになったし、
どの先生も、
今までは何のためらいもなく
言っていた冗談を言わなくなり、
授業から脱線するような
話をしなくなった。
どこか覇気を感じない空気が
学校全体に漂っている。
オンラインの授業のカメラの前では、
その向こう側に、
誰もが自分のなかに
想定している
「自分よりもすごい人」
がチラついているかのようだった。
〜〜〜〜
「まさに社会全体が
パノプティコンですね」
左隣に座っていた英語担当の
奥野が帰る準備をしながら、
嘉人に囁いた。
「パノプティコン?
なんだそれ?」
「刑務所の
囚人監視システムですよ。
囚人はいつも看守に
見られているような
気がするつくりになっているんです。
看守は見ていなくてもいい。
ただ囚人のほうが
『見られているかもしれない』と思えば
行動を改めるんです」
「囚人監視システム……か」
オンラインの授業を
やらなくなったとしても、
生徒たち全員がスマホを持っている
という今の時代、
授業も部活も指導も
いつ録音、録画されても
おかしくない。
それを動画サイトなどに
アップされる可能性も
ないとは言えない。
それが何年も経ったあとになってから
出てくることだってある。
おそらく、嘉人が
先生を始めた頃に感じていた、
自由な教室の雰囲気に
戻ることはないのだろう。
〜〜〜〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼窮屈でたまらない価値観……!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
嘉人の家の前にはベンチが
並んだ遊歩道がある。
昼は犬の散歩をする人たちの社交場や、
老人たちの憩いの場になっていて、
とてもいい環境なのだが、
夜になると若者たちが溜まって仕方がない。
夜の十一時を越えて集まっていると、
近所の誰かが通報して警察が来る。
嘉人の住んでいる世界では、
若者が真夜中に酒盛りをして、
大声で歌い、叫び、
神輿を担ぐことが許されて、
年配者たちがそれを嬉しそうに
眺めている日など、
年に一日どころか、
人生を通じて
一日たりともない。
それがここ(愛媛県西条市)では
年に一度あるのだ。
ここを離れて生活し始めてからは
一度も(そんな時間は)なかった。
ハメを外したいときも、
エネルギーを使い果たしたいときも、
夜中に叫びだしたいときも、
すべてを押さえ込んで、
人の迷惑にならないように
生きてきた。
近所迷惑にならないように、
母親に迷惑をかけないように、
通行人の迷惑にならないように、
誰かを傷つけないように、
誰かの邪魔にならないように、
妻や子供達に迷惑をかけないように……。
「それが自分の
目指したい人か」
と聞かれると、そうだとは言えないだろう。
でも、自分ではいつの間にか、
そう生きることしかできなくなっていた。
「自分はどこにいる?」
思わず自問した。
いつも考えていることは、
「(こんなことしたら
誰かに迷惑をかけるんじゃないか)」
ということばかりで、
少しでもその可能性があるなら、
やろうとしていたことを
我慢している自分がいた。
自分のやりたいことではなく、
周りがしてほしくないだろうと
自分が想像することの方が
優先されている。
果たして自分は
どこにいるのか。
それで自分は幸せなのか。
もちろん自分が幸せのなかに
生きていないことは
自分が一番よく知っている。
それを選んでいるのは
自分であるにもかかわらず、
毎日窮屈で、
息苦しくて、本当は
どうしていいか
わからなくなっているのだ。
そして、その価値観を、
自分の子どもたちや、
教え子たちにも
身につけさせようとしている
自分がいる。
それが良い教育であるかのように。
「人の迷惑にならないようにしろ」
「親に迷惑をかけるな」
「近所の迷惑にならないように」
「そういうことをしたら、
周りの人はどんな気持ちになる?」
自分自身が窮屈で
たまらない
と思っている価値観を、
そのまま自分の子どもや
教え子に
伝えようとしている。
ところがここ(愛媛県西条市)の
若者たちは、
好き勝手に自分を表現したり、
声を上げたり、歌ったりする
自由を楽しんでいる。
もちろん、ずっと
そうではないことはわかる。
一年に一度だけの祭りだから
許される行為ばかりだろう。
ところが、自分だけでなく、
自分の子どもたちや、
生徒たちにはその一度すらない。
目の前で、飛び跳ねたり
談笑したりしている
若者たちを見ていると、
自分にはない、飾らない明るさが
あるように見える。
そういう時間、
そういう場所が
あることの素晴らしさ
を、この若者たちは
気づいているのだろうか。
おそらく気づいているだろう。
子どもながらに、かつては自分も
思っていたのだ。
「(祭りがなければ、
窮屈で死んでしまう)」
と。
嘉人は、心の底から思った。
「(人生には
祭りが必要だ)」
==========
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼最もコアなメッセージが小説を貫く!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さぁ、この喜多川泰さんの小説
『よくがんばりました。』を抜粋して、
僕が印象に残っている2ヶ所だけを
選んでみたんですが……
これ、分からないですよね(≧∇≦)
小説なので、ビジネス本と違いますよね!
ビジネス本の場合は、
一部を切り取っても
「あ~、なんか自分に必要そうだな」
って分かりますが、
小説は全体を通じて
『自分の中に残るものがある』ので、
一部だけを紹介しても……
よく分からないですよね(≧∇≦)
なので『よくがんばりました。』
を読んでみて欲しい、と思います!
喜多川泰さんの小説って
230ページくらいあるんですが、
めっちゃくちゃ読みやすい小説なんです。
スルスル読める小説。
どういう文章の書き方なんでしょうね
……不思議!
1つだけ、僕が思うのは
『セリフを多め』に書いてくれています。
つまり、心の中で思ったことも
「(カッコ付きのセリフ)」
になっていて、比較的ドラマのように、
まるで映画を観ているかのように、
スルスルと物語の中を進んでいける
……と感じます。
小説の中でもかなり
読みやすい部類だと思いますので、
ぜひ『よくがんばりました。』を
手に取って欲しいです。
最後に『あとがき』だけ、
ご紹介します。
一部を抜粋しますが、ここは比較的、
分かりやすいかもしれません。
※以下、原文に改行等を追加しております。
==========
講演会でとある地方に行ったとき、
会場から駅まで車で
送迎をしてくださった方から、
「喜多川さんがこれまで出会ったなかで、
一番すごい人って誰ですか?」
と聞かれた。
「おそらく一番
すごいのは、
あなただと思う」
と答えた。
どこまでわかってもらえたか
わからないが、
もちろん本心からそう言った。
その人のことを多少なりとも
知っていたからということもあったが、
もし同じ質問をあなたからされても、
きっと答えは同じだろう。
「あなただと思う」
あなたがもし、あなた以外の誰か、
たとえば自分の父親とか母親、
または祖父母でも、友人でも、
有名人でもいい、電車で
隣に立っている見知らぬ人でもいい、
とにかく誰かと入れ替わって、
その人の人生を
生きることができるとする。
誰の人生なら、
今の自分の人生より
「楽だ」
と感じられるだろうか。
おそらく、誰と入れ替わっても、
あなたには
耐えられないほどの重荷を
それぞれが抱えながら、
それでも
ひたむきに自分の人生を
生きていること
に、相手の人生を
知れば知るほど気づくだろう。
誰もがそうやって、
他の誰も耐えることができない、
過酷な「自分」
という人生
を生きている。
抱えて生きている難題が
自分とは違うというだけで、
誰もが不器用で、
誰にもわかってもらえない苦しみを
抱えながらも、それでも、
今日もできる限り
いい一日にしようと必死で生きている。
あなたもその一人じゃ
ないだろうか。
ということは、他の誰もあなたと
入れ替わって
あなたの人生を
生きていけるだけの強さはない、
ということである。
あなたの人生は、
あなただから乗り越えて
生きていけるのだ。
そういう、
自分にしかない強さを
あなたは持っている。
==========
この『あとがき』に書かれている
「一番すごいのは、あなただ」
というメッセージが
『よくがんばりました。』という
小説を貫いている、
最もコアなメッセージです!
『一生懸命生きている、あなた』に
読んで欲しい……
喜多川泰さんの
『よくがんばりました。』の紹介でした。
……「よくがんばりました。」(≧∇≦)♪
それでは今日という最高の1日に……
せーのっ!
いいねー♪(^o^)/
▼鴨頭嘉人のオンラインサロンでは、
一般公開できない様々なプロジェクトで
試行錯誤する様子や思考の過程、
失敗した施策の裏話など……
東京カモガシラランドの生々しい
社員ミーティングをお届けいたします!
プレミアム配信に登録して
プレミアムリスナーになると、
愛がダダ漏れしている“黒鴨頭”を
お楽しみいただけます(≧∇≦)
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!