ドリームケーキプロジェクトに参加した僕は、
その後、チャリティ講演会を聞くために会場を移動しました。
そのチャリティ講演会で僕は
「こんな講演聞いたことない!」っていう
衝撃の講演を受けたのです。。。
その講演で話していたのは、大久保寛司さんという方です。
大久保寛司さんは元々はIBMで活躍されていて、
今は経営者対象に研修をされている方です。
その人は自分のことを「僕は噺家(はなしか)だから!」と言っていました。
大久保さんの講演は、テーマ名も何もないんです。
壇上にあがってなんか本当にそのまま話すんですよ。
そもそも大久保さんはその後自分が講演をするのに最初から客席に座ってるんです。
そして、高野さんの講演とか司会のオープニングトークとか一番前の席で大笑いしながら大拍手しながら聞いてる50代のおじさんなんです。
で、みんなに師匠って呼ばれる人なんですけど、
「大久保師匠、お願いします!」って言われたらニッコニコしながら会場から壇上にあがって話し始めました。
この時のコアメッセージ…テーマは、
「一流の人間とは?」
っていう話でした。
大久保さんが言いました。
「僕はもうずっと講演活動とかやってきて企業研修とかもやってきてたくさんの経営者を育てている人間だ。でも僕は…一流じゃなかった…。僕は電車の中に落ちてるゴミさえ拾えない人間だった。『オレが落としたんじゃない誰かが拾えばいいんだ』なんならJRの人間がひろうべきだって思ようなそんな貧しい人間だった…。でも言ってみれば講演やってるときには『経営者が立派な人間にならないといけない』っていう話をするような人間だった。」
そして、色々な事例を話してくれたんですがその中でこんな話をしていました。
「ちゃんと、ありがとうって言えない人間は…一流ではない。
どうもっていう言葉がある。で、僕もどうもっていうある意味便利な言葉で生きてた。
例えば飲食店に行って料理をもってきてくれたら
『あ、どうも。』
タクシーに乗ろうと思ってタクシーの運転手が車を止めてくれたら
『あ、どうも。』
降りるときも運転手さんに
『どうも』って言ってた。
どうもって何?
どうもには…感謝の音は一切入ってない。
本当は「ありがとう」
っていうのが本当の挨拶であり、相手に伝えるべき本当のメッセージなのかもしれないけど、
僕はそんなことにも気がつかない人間だった…。
飛行機にもよく乗る。飛行機に乗るときにもキャビンアテンダントの人たちがすごい笑顔でお出迎えをしてくれる。
今ではその人たちに
『ありがとうねっ。』とか
『ありがとういい旅立った。』
今は言えるようになった。
でも、言えなかった年月の方がはるかに長い…
あるときキャビンアテンダントと仲良くなって
色々話ができるようになりました。
そしたらあるキャビンアテンダントが
こんな話をしてくれた。
「こんなことは外で、言ってはいけないんですけど…
『内緒の話ですよ』って前置きして、
『私たちは毎日何百人もの人を入口でお出迎えしてます。
そうすると、自然に一流の人って一発でわかるんです。
一流の人は…目を見てこんにちはって挨拶する人です。
私たちはその人がどんな仕事をしているか見なくてもそれがわかってしまう職業なんです。』
っていう言葉を聞いて…
僕は一流になろうと思った。
で、その日から
こんにちはって…
目を見ていうように努力した。
降りるときには
「ありがとうございました」って
目をみてちゃんと言えるように…努力した。
今、やっと…分かりかけてきた。
一流っていうのは
どんな立派なことをしたかじゃなく
どんなにたくさんの部下を持っているかでもなく
どんなにお金をもっているかも関係ない
地位も関係ない
有名かどうかも関係ない
一流っていうのは…
360度、同じ状態で生きてる人間のことを言うんだ。
いつでもどこでも誰といても同じ状態。
同じことを言っている。
それが一流だってことが分かった。
いまは電車の中で落ちている缶を真っ先に拾える自分になった。
みんながイライラするんだったら僕が拾えばいいんだってそんな簡単なことが…やっと分かった。
一流になるのは難しいことじゃない。
でも、難しいことなのかもしれない。
でも、僕は一流の人間になるって…決めた。
最後に1つだけ、厳しいことをいいます。
みなさんはいつでもどこでも誰の前でも同じ状態で生きてますか?
それは、だれも評価してくれないそれを知ってるのは
世の中に…たった一人です。
そう…
自分しか知らないんです。
自分が一流かどうかは…。
僕は一流の人間になる美しく生きるって…決めました。」
そんな講演だったんです…。
僕はもう…
嗚咽が出てしまうぐらい泣いて泣いて…
大久保師匠が講演が終わっておりてきた瞬間に…
ブアーって大久保寛司先生のところに行って…
「ありがとうございました!!ありがとうございました!!ありがとうございました…。」
ただそれだけ言ったら大久保寛司先生は僕を抱きしめてくれて…
「よかったね」
言ってくれました…。
あの人はたぶん
僕が今どんな状態かっていうことに
気づいてたんだと思います。
僕はサービスハピネスクリエーターとしてハッピーマイレージを1人でも多くの人に伝えていくため
全力で活動するって決めて生きていてそのために9月18日に出版することも決まったし、
とにかく全国で講演してたくさんの人とつながっていこうと思って、
ある意味では人の迷惑を顧みず自分の役目に生きるんだってやってきてました…。
ですが、最近の僕は実は興奮して地に足がつかないほど背伸びしてたんだなって事に…
大久保さんっていう人に会って分かったんです…。
僕はこの日に大久保寛司さんに会ってから…
すごい心が落ち着いてて!!
目の前がスッキリとして!!
本当にありがたい出会いだったなぁって思いました。
人の人生ってたった1人の出会いで変わる!!
もっと言えば、1メッセージで変わるって感じました。
そして、僕もメッセンジャーという役割に生きていくって決めた人間として…
こんなすばらしい生き方があるんだなってことを改めて思ったからこそ…
「僕は一流の人間になる。」360度同じ状態で生きる。
いつでもどこでも誰とでも同じ…
鴨頭嘉人で生きてくって決めちゃいました!!
また生まれ変わっちゃいました!!
ぜひこれからも鴨頭嘉人をよろしくお願いしますっ!!