暗闇の迷路に行ってきましたっ!!ダイヤログインザダーク

先日、ダイヤログインザダークに行ってきましたっ。

僕が尊敬する茂木健一郎さんの本やアチーブメントの青木仁志さんもすごいオススメしていたので、前からずっと行きたいと思っていて、ハッピーマイレージカンパニーの美人秘書『チャリ』が休みを作ってくれていたので1年越しでやっと行くことができました。

ダイヤログインザダークを知らない人のために 簡単に紹介しますね。
ダイヤログインザダークとは、全く一点の光もない暗闇の中をその日の時間に集まった見知らぬメンバーや一緒に行った仲間と一緒に探検するっていうプログラムです。
このプログラムは、真っ暗闇の館内を探検する時に全盲の人がアテンドしてくれるんです。
ちなみに、このアテンドの仕事は全盲の人にしか出来ません。
理由は体験するとわかっちゃいます!!

まず、白いつえがあって、その中で自分のみぞおちの髙さくらいのものを選ぶんですね。
それを持ちながら、進んでいくとだんだん少しずつ暗くなっていって最後には本当に真っ暗闇になるんです。
本気で何にも見えませんっ。
でも、入った瞬間に草のニオイとか、葉っぱのニオイとかがして、足元に葉っぱがあるのを感じたり、土があるのを感じたりできるんです。
で、アテンドしてくれる人が「しゃがんで触ってみてください」って言ってくれたので触ってみたり「座ってみましょうか」「寝転んじゃってもいいですよ」とも言ってくれました。
そして、実際にそうしてみた時になんか自分が子どものときには『こういう時間あったなぁ』って思ったんです
全身で草に触れてる感じとか、少しひんやりしてるとか寝っ転がってる時ってこんな感じだったなぁとか、水の音が聞こえてるなぁとかいろいろ… 感じてました。

そういえば昔は空の雲の形が変わったりするのを何時間も見てたなあって思い出してました…。
子どものときって5感を凄く使っていろいろ感じる時間がいっぱいあったんだけど大人になってからは…視覚ばかりに頼ってしまって、『1秒でも早く情報を処理する』っていうのが身についちゃってるんだなって思いました。


真っ暗闇の中で視覚を遮断されることで眠っていた他の感覚が開放されたというか、すごい色んな音が入ってくるようになるし…匂いもすごい敏感にわかってくるし…あと触感も敏感になってくると「こんなだったよな葉っぱ」とか「これは土だ」ってのがわかったりもしました。
ちょうどそのときは『東北まつり』キャンペーンをやってて館内で縁日を楽しみプログラムがあったんです。

館内に入る時に「小銭をポケットに入れておいてください。」って言われたんですけど、そのお金で真っ暗闇の中で縁日をやっててドリンクと駄菓子が買えるんです。
そもそも「全部で300円です」って言われても…自分がいくら手に持ってるかわからなくって(汗)
でも、全盲のアテンドさんは「大丈夫ですよ!私がわかりますから」そう言ってちゃんとお会計をしてくれるんです!!
注文して食べると、味覚って食べて舌で味わってると思ってるんですけど、実は普段『視覚に頼って味わってる』ってのが分かったんです。
すごい味が入ってくるっていうか…なんか『色つきで味覚を味わってる』っていうくらいに…感覚が変わりました!!

そんな風に5感について気づきまくりだったんですけど、他にも「これすごいな!」って思ったことがあるんです。
アテンドの人が入る前にこう言うんですよ。
「これから仲間と一緒に旅をするのですが、そういう時って、どういうことが大事なのかわかりますか?」って。
なんだと思いますか?
 

そのアテンドの人は「とにかく自分がやってみたいこと、やってることをちゃんと声に出してみてください。見えなくたって言葉でなら、伝えられますよね。」
「例えば、今はしゃがんでます。触ってますとか、段差があるから気をつけようねっとかそういうことを全部言葉に出してみるとすごいいいんですよ。」と言っていて、実際にやってみると…伝わるんですよ。
そして、伝わると…気持ちが嬉しくなってきて仲間との信頼関係が一瞬のうちに高まって!!
『絆が生まれる』のを感じられるんです!!
逆に言うと、普段ってそういうことを『ちゃんと言ってないな~』そう気づいちゃいました…。

そうなんです!!
日常でも1つ1つ言葉に出して伝えてみると、きっと誰とでもすぐに…『絆が生まれる』と思うんです。
例えばエレベーターに乗ったら「何階ですか?」と声をかける
「これからお仕事ですか?」「お互い頑張りましょうね~」そんな会話ができたら…降りる時だって「じゃあ!お先です!!今日も頑張りましょうねっ!」とか「行ってらっしゃーい」とかいくらでも絆を感じる瞬間ってあるんです。

でも、視覚情報にばかり頼って生活していると会話が…なくなるんです。
例えば
「この人、普段見ない人だな」とか…
「この人、どこの国の人かな?」とか…
「この人、しかめっ面してて怖いな」とか…
視覚情報に頼りすぎていると自分が『勝手に思い込む』ことによって豊かなコミュニケーションが『削除されてる』ってことに気づかされました…。
真っ暗闇の中で『視覚情報』っていう、『凄く便利な情報』がなくなって…不便になったことで逆に大切なことが分かったんです。

プログラムが終わって、外に出て明るくなって目が見える状態になって会場を出ると、夏の暑さが『においのように感じる』それくらい五感がとぎすまされている状態になれちゃう。
セミがどこで鳴いてるか完璧に分かるくらい聴覚が鋭くなったり…セミが鳴いてるのもただの鳴き声が聞こえるんいってるじゃなくて心臓の鼓動と同じように「生きてる実感」を表現するように鳴いている…そう感じられる気がするくらい感じ方が変わっていました
そんな体験ができるのがダイアログインザダークでした。

プログラムが終わったあとに僕らのアテンドをしてくれた人と話すことができました。

その人は、ニックネームがハチという可愛らしい女性でした。 僕は全ての働く人の『素晴らしい価値を承認する』サービスハピネスクリエーターなので素

敵なお仕事をしている…ハチにハッピーマイレージを手渡します。
渡す時には言葉を使ってちゃんと真心を込めて伝えます。

「ハチ、今日は本当にありがとう!!君のおもてなしのおかげで、とっても楽しくて素敵な体験ができたよ!!お礼の印にハッピーマイレージっていう素敵なカードをプレゼントするねっ」
そう言いながらハチの手にカードを渡します。
「このカードはね~全体が赤いカードでピンク色のハートのマークが描かれているとっても可愛いカードだから!!大切に持っててね~」
そう伝えるとハチはいっそうニッコリ笑って
「わ~!!ありがとう!!ハチは可愛いものが大好きなんだ~とっても嬉しいよ~大切にするね~」そう言ってくれたんです…!!
どうですか!!
ハチのこの受け取る力…!!

そして、僕が普段よくする質問をハチに投げかけます。

「この仕事をやっててどんな時にやっててよかったなぁって思うんですか?」
そう聞いたらハチはしっかりと答えてくれました。

「私は全く目が見えないから日常生活では、目が見える人の力を借りなければ生活ができないんです。教えてもらったり、助けてもらったりしないとみんなが普通に出来る事ができないんです。」
「そうやって生きてると、いつも『申し訳ないな~』っていう気持ちがどこかに溜まっていっちゃうんです…。だけど!ここで働いている時は!!逆にみなさんが自分ひとりでは何もできないんです。」「私がいないと旅ができない。だから!私がみなさんの役に立てる!!普段のご恩返しができるんです!!ここで働いているときが一番人の役に立てるんです!!それが、とっても嬉しいんです。
って満面の笑顔で…言ったんです。

僕はそれを聞いて『ダイヤログインザダーク』なんて素晴らしいプログラム!!
なんて素晴らしい職場なんだ!!って思ったんです。

僕らのような目が見える人にとっては、暗闇にいった時に普段見えてることの豊かさを感じられるしアテンドしてくれてる人に感謝を伝えることができる。
アテンドしてくれている全盲の人にとっては普段なんとなく助けてもらってもらってることで、自分の中に残ってる申し訳なさが返せる場所があることで、日常でもみんなの力を借りるときにブレーキがなくなる。
お互いが支え合って生きるのは豊かな生き方なんだ!!
お互いがそれぞれの生活で豊かになれちゃう。
そんな大切な事に気づかせていただきました…。

『ダイヤログインザダーク』素晴らしいプログラムだなぁって感じて、これはとにかくみんなに行ってもらいたい!!って思いましたっ!!
ぜひ体験してみてくださいねっ。

 ダイアログインザダークはこちら。
<http://www.dialoginthedark.com/>


ちなみにハッピーマイレージカンパニーの美人秘書『チャリ』が「このプログラム…カップルで行ったら…絶対…ヤバいです~っ」って興奮して言ってました(笑)

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。