先日、福島建機の社長さんから学ばせていただいた…
「子どもへの関わり方」を
紹介させていただいたのですが、
実は、社長から学ばせていただいた事は、他にもありますので
今回も紹介させていただきますねっ。
福島建機の社長さんは
先日の講演会の打ち合わせの時に
会社のことをめちゃめちゃ熱く語って色々なことを教えてくださったんですが…
一番、興奮して喋っていた話は…
実は、息子さんのスイミングの話だったんですっ。
スイミングスクールっていうのは仕組みがすごくうまくできていて
泳げるようになると級が上がる。
水に何秒間顔をつけることができると級が上がる。
新しいスタイルで何メートル泳げたら級が上がる。
そんな風に、どんどんステップアップしていくんです。
目標があるとやる気が続くのは、大人も子どもも…同じだからです!!
でも、、やっぱり子どもなので
ある一定までいくと飽きて辞めたくなる子もいます。
社長さんの息子さんも、通い始めて
ある程度経ってから…飽きてきちゃったそうです。
ある時、息子さんが
「スイミングをやめたい…。」
って言ってきた事があったそうです。
この社長さんは昔は、
『勝手にやめちゃダメだ。
とにかく、続けられないようなヤツは
人間としてダメなんだから…続けろ!』
っていうタイプだったそうで…
社員にも子どもにも
そういう風に言う人でした。
でも社長は、前回も紹介したように
アチーブメントで学ぶようになってから
「人は外側からは決して変えられない」
たとえ変えようとしても
「本質的に変われない」
と、気がつきます…。
そして、
教育についての考え方が大きく変わったそうです。
とはいえ、
昔の癖は残っているので…
息子さんがスイミングを辞めたいって言ったときに、一瞬…
『お前続けるっていったじゃないか!』
って、言いたくなったそうです。
でも、その時…自分に言い聞かせたんです。
『違う!そうじゃない!!
人は外側からは変えられないって
気がついたはずじゃないか!!』
って…。
それで、
なんて言ったかというと…
「そっかぁ、水泳をやめたいんだな。
自分の人生は、全部自分で決められるからね。
でもね、ひとつだけ…パパの話を聞いてほしい。
パパはお前と同じ年齢のときに
スイミングに通ってた。
その話…前もしたよね。
でもね、パパは2級から1級から上がる直前に…
水泳をやめてしまったんだ。
やめたときには、別にそれがどうってことないって思ってたし…
全然続けたくないのに無理にやることはないって思って…やめたんだよ。
でもね、よ〜く考えて欲しいんだ。
今お前は…
もう少しでパパを抜く所まで、きてるんだよ。
あのときのパパを…。
パパはお前に、
パパを抜いて欲しいって…心から思ってる。
お前は、パパよりできる子なんだから。
だから、やめるか続けるかはお前が決めることだけど…
パパがお前に…
パパを追い越すような男になって欲しいって思ってることだけは、
絶対に忘れないで欲しい!!
その上で、自分で決めて欲しい。」
そう言ったそうです。
そして、その後息子さんは…
自分で選択します…。
スイミングを続けて
一級になりました…。
ついに、パパを
抜いたんです…!!
息子さんと社長は、水泳で一級になったお祝いに…
焼肉を食べにいきます…。
社長さんは、その焼肉屋さんで…
嬉しくて嬉しくて…
号泣しました。
社長さんは、この水泳の話をした時に…
一番興奮していました。
僕は社長さんの話を聴いて思った事があります…。
人は、
『過去のダメだった自分…。
辛かったときの自分に…
言ってあげたい言葉がある。』
だから、親が子供に対して腹が立つ時は…
ダメだったときの自分が見えるからなんじゃないか…とも思います。
職場で部下に怒ってしまうのも…
未熟だった自分を見ているようで…ついついキツくあたってしまう…。
人にはそんな部分があるんじゃないでしょうか…。
じゃあ、どうすれば良いのか…。
まさに腹が立った瞬間に「そんなんじゃダメだ」って言うんじゃなくて…
『自分が思っていることを
正直にそのまま伝える…。』
それが出来れば子どもや部下は…
『本当の事を受け取れる…。』
子育ても、部下の育成も…
『こうあるべき』っていうよりも
『本当の自分の気持ちを感じて
そのまま伝える…。』
そんな素直さが大切なんだって事を
社長さんに教わりましたっ。
何か気づきにつながれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきっ、
ありがとうございました!!