サービス業で働く人が大好きです!コンビニから日本が変わるお話

僕はサービス業で働く人が大好きです!

お客様のためにがんばってる姿を見ると何だか涙が出て来たりします(笑)
その中でもコンビニエンスストアで働く人が大好きです。だって・・・この世になくてはならない存在だからです!!でも、その価値を感じている人はあまりにも少ない・・・。そう感じてます。しかも、実際コンビニで働いている人もその価値に気づいていない事が多いのです・・・。

去年、東日本大震災が起こってから東京では節電のためにコンビニの電気が消えました。それで町が真っ暗になったのを見たとき僕は「あっ」って思ったんです。たぶんコンビニがなくなったら1人暮らしの女の子は危なくて深夜に家に帰れなくなる。
そういう意味でコンビニって町の安全を守ってますよね。

また、ある朝4時頃に仕事でコンビニの近くを歩いていたら行列ができていたんです。買占めで物資がなくなって多くの方が困っていたんですね。そこに配送のトラックが着いたら、お客さんが「うわぁっ」て言った声を聴いたんです。もう待ってましたって感じですよね。救世主ですよ。コンビニはそれくらい感謝できて、欠かせないもなんですが、普段はそれを忘れてあって当たり前の存在になっちゃってます。そして、僕はそこで働いている人もめちゃめちゃ素晴らしいと思っています。

どういうことかというと、コンビニの店員さんはただ単に物を売ってるんじゃない、日本人にとって、第2の家族とさえ言えると思ってます。

僕がなんでそういう風に思うようになったかというと仙台でマクドナルドの店長をしていたとき、 全然アルバイトがいないお店に転勤になったんです。家の1階にローソンがあったので毎日帰る前に寄って、弁当買っていました。そして、お風呂のお湯ためながら弁当を食べて、歯を磨いてお風呂に入って時間がもったいないからすぐ寝る・・そんな生活を3ヶ月ずっと繰り返していました。。
そのときにローソンでいつも深夜働いていた20歳の男の子が毎日声をかけてくれたんですよ。

「あれ、今日早いじゃないですか?」

「そうなんだよ~、今日は早く上がってくださいって
言ってくれてさぁ。」

また、あるときは
「なんか今日顔色悪いですよ?」

って言われて僕は全然気づいてなかったんですが、家に帰って体温を測ってみたら39度超えてたみたいな。僕よりも僕の体調のことを知ってたのは彼だったんです。当時独身だったし、本音を言える相手も彼しかいませんでした。
お店では人がいなくて店長としてなんとかしなきゃって思ってるので、愚痴を言うわけにもいきません。だからこそ、いつも元気にやるという意識で取り組んできましたが、実際は奥のほうで苦しさを感じていました・・

でも、彼といるときは店長としてかっこつけていないいつもの僕でいれたんです。

「大丈夫すか!?」
と聞いてくれて、

「いやー、眠いよ正直~。」
って、素直に言えたんです。

僕にとって彼は第2の家族でした。
だから、転勤することになっても他のコンビニで菓子折りを買って

「本音言えたのきみだけだったんだよね」
ってお礼を言いました。

それくらいコンビニの店員さんっていうのは多くの日本人が1日の最後に出会う第2の家族なんじゃないかなって僕は思ってるんです。

もしコンビニで働く人がそんな風に感じながら「うちが営業しているから町が明るいんだなぁ」って思って前を通った女性に「気をつけてくださいね」って行ったり、来たお客さんに「いつもより速いじゃないですか?」って声をかけられるようになったら、今日ちょっと買うものないけど、来ちゃったっていうコンビニができるなぁって勝手に妄想しちゃってますっ。

でも、コンビニで働いている人がそんな素晴らしい価値に気づいているかというと、そんな人は全然いないなぁって思ってます。

よく深夜の1時くらいにコンビニにいくと、ユニフォームとかめっちゃ汚れてて絶対お客さんの目を見ないバーコードしかみないぞっみたいなバイトの子がいるんです。そういう子を見ると僕は燃えるんですよっ (笑)その子がやってくれていることがいかに素晴らしいことなのかを伝えなきゃって。
例えばどういう風にやるのかというと、

鴨「今日何時まで働くの?」

ア「8時までです。」

鴨「週何回くらい働いているの?」

ア「週5回くらい働いてます。」

そしたら、

「あぁ、頑張ってんだねぇ」
って承認の言葉を伝えるんです。

あなたは深夜に朝8時まで週5回くらい働きたいと思います?
思わないですよねっ。
昼に見たいテレビだってあるでしょうし、夜友達と遊びたいじゃないですかっ。でも何らかの事情があってみんなが遊んだり寝たりしてる時間に頑張ってくれてます。だから、その人に感謝しないわけいかないって僕は思うんです。
そこで僕はハッピーマイレージカード(※)を渡すんですね。
(※ハッピーマイレージカードとは、すばらしいサービスを受けられた感謝の気持ちを伝えるために渡すカードのことです。)
渡したときにえ?こんな顔で笑うの?っていう人もいたり、ぜんっぜん表情が変わんない人もいます。僕はそんな反応を見ると思うんです。「ああ、承認され慣れてないんだな・・・。」って、もっともっと、承認の世界を拡げていかなきゃなって思うんです。

そしてその後、どうするかっていうと、外に出て店内をちょっと覗くんです。そしたら、みんな同じ行動をしてるんです。じ~っと渡したカードに書かれた文字を読んでるんです。

 

カードにはこう書かれています。
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あなたの素敵な行動とその存在に
感謝の気持ちを込めて
このカードを贈らせていただきます。
————————–

そのときに僕は「あぁ出会ってよかったなぁ」って思うんです。
そんな風にコンビニの店員さんが自分の仕事に素晴らしい意義に気づいちゃったら!!日本は変わるなぁって思ってます。

こう考えるといつも行ってるコンビニの見方が変わりませんかっ?

これが僕が命を賭けて取り組んでいるハッピーマイレージプロジェクトなんです!!この活動がちょっと気になるなぁって感じた方は月に1回やっているハッピーマイレージミーティングに来てくださいねっ。

詳細はこちらから。

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。