本記事は動画の【12:22】辺りから▶鴨頭嘉人の「経営のヒント」社内の腐ったみかんは排除すべきか?
「腐ったみかん」の存在は自分の心次第
だから部活動のマネージャーとかも、普通に40代とかの方がマネージャーやってるわけ。
「え、誰ですか?」
「卒業生の母です」
「なんでこんなことやってるんですか?」
俺たまたま話しかけた人がすごくて。
「実は鴨頭さん、うちの息子は中学1年から不登校でずっと学校行けなくて『もう私は何を育て方間違ったんだろう?』ってすごく落ち込んでる時に、私の友達から『創成館の奥田理事長に相談したら?』って言われて、息子連れて創成館に行ったんです。」
「そしたら奥田理事長が『お母さんは外でお茶してきてください』と言って、うちの息子と2人きりで理事長室に入って行ったんです。」
「私、不安でしょうがなかったけど『奥田先生が言うんだったら…』と思って外でお茶して戻ってきて、そしたら『帰ってください』って言われたんです。」
「で、うちの息子に『どういう話だったの?』って聞いたら、うちの息子が急に泣き出して『母ちゃん、俺創成館に入って奥田さんと一緒に勉強してえんだ。俺を創成館に入れてくれ』って泣きながら息子が頼んできたんです。」
「それからうちの主人と創成館高校は私立なので、授業料がすごく高いので、私もパートを始めて、主人も仕事以外にもう一つアルバイトをしてくれて、そのお金でなんとかしてうちの息子を創成館に入れようと思って、やっと授業料が貯まって創成館に入学して。うちの息子は今長崎の路上のパフォーマーとして長崎国体で天皇陛下の前でパフォーマンスをやって、長崎県って世界遺産をとるっていうことにハマってて軍艦島とか、そのイベントで必ず呼んでもらえるような長崎ナンバーワンのパフォーマーになりました。」
『今生きてて楽しい』って息子が言うんです。
なんとかして恩返しができないかと思って、今は部活のマネージャー、やってます。
私、体が動く限り創成館で部活のマネージャーやらしてもらおうと思ってます」って言ったんです。
腐ったみかんなんかいないんです。
腐ったみかんを作ってるんです、私たちが。
だから実験しましょう。
答えがどうなるかはわからないですけど。
実験しましょうよ。