「相手の話を聞き終わっていない」ことを認識できていない人は多い
「思考が被る」というのは、要は相手の人が例えば質問に答える形でもいいし、あるいは何か話題をしゃべってたとしても、頭の中でああそれってこうだなーっていう風に、自分の中で決めつけてしまうということです。
つまりおっちゃんも決めつけてるわけよ。
「あぁ?聞こえねえ!」とか「あーそうじゃなくて!」みたいな。
自分が聞きたいのはそれじゃないって思い込んでいるから。
被せちゃうわけ。
つまり相手の話を聞き終わってないという認識ができないということだよね。
でもそれはおっちゃんは声出してるだけであって、もしかしたら私達も思考の中ではやっているのかもしれないと。
だから最初はイッちゃてるなこのおっちゃん、話にならないな、ぐらいの感覚で見てた、鴨頭嘉人がいたわけ。
だけどなんか4回も5回も聴いているうちに待て待てと。
これは自分も含めた多くの人が陥っている、聞いてる途中でわかった気になる現象が、
めちゃめちゃパロディっぽく聞こえてるだけで、実はよく起きてるんじゃないかなぁって。
それって目で見える時もあるわけ。
目に見える「相手の話を聞き終わっていない」状態とは?
例えば、Facebookの投稿とかYouTubeのコメント欄ってあるじゃないですか。
あのコメント欄に発信者に対して受信者がコメント書いてるでしょう。
それが発信者の言いたいことを全部受け取る前に、明らかに「あ そうじゃなくて!」みたいな。
君が言っていること浅いよ、みたいな書き方をしているコメントこそ浅いんだよね。
僕のYouTubeにもたまにそういうコメントがあって。
具体的には覚えてないんだよな。
要は多分事実は違ったんだけど、たとえ話として、分かりやすくいうと前向きな言葉を使えば、前向きな心が育まれるって話を僕がYouTubeで発信してたとするじゃないですか。
するとコメント欄に「人間はポジティブな面だけじゃないと思います」っていうコメントが入るわけ。
そのコメント自体は大正解よね。
人間はポジティブな面だけじゃないじゃん。
おっしゃるとおりなんだよ。
なんだけど僕のYouTubeのトークの内容っていうのは、自分の中のネガティブとポジティブが両方あって、でも、自分自身が前向きで積極的な行動したいと思っているならば、
その時は前向きな言葉を選べばそのあと、前向きな気持ちに後から変わるよ、
っていう内容をしゃべってるわけ。
そのコメント欄に「でも人間は前向きな時だけじゃないと思います」
「前向きな面だけじゃないと思います」ってコメントが来ちゃうんだよね。
これってもう聞いてないんだよね。