本記事は動画の【03:56】辺りから▶モチベーションが爆発する3つの仕組み
ある日突然、スタッフが売上をあげるための施策を提案してくれた
でも本気のリーダーの姿って少しずつ少しずつスタッフに想いが伝わっていくみたいです。
ある時、変化が起きました。
どんな変化か?
アルバイトスタッフが自ら売上を上げる提案をアクションを考えてきてくれるようになったんです。
忘れもしません。
初めてアルバイトスタッフがキャンペーンを考えてきてくれた。
そのキャンペーンを考えてくれたのは当時高校2年生だったなかやまよしこさんという女の子でした。
彼女は高校の授業が終わって数学のノートを抱えてお店に駆け込んできたんです。
「店長!店長!売上が上がる良いキャンペーン考えました!」
だから彼女は数学の時間、何の数字を考えていたか?
うちのお店の売上を上げることだけを考えてたんです。
高校生スタッフが提案した画期的なアイデアとは?
彼女のしてくれた提案は、ホスピタリティの木という提案でした。
アルバイトスタッフの休憩室があるんです。
これぐらいのサイズだよね、大体。
アルバイトスタッフの休憩室って。
これぐらいのサイズのところにアルバイトスタッフさんがいるんですけど、そのアルバイトスタッフさんの休憩室の壁一面に大きな模造紙を貼ってそこには木の幹の絵と、枝だけが描かれて、葉っぱがない状態の木が描かれています。
そこに「ホスピタリティの木」と書かれていました。
そして葉っぱのサイズの紙を彼女は家で作ってきて、アルバイトスタッフの休憩室のテーブルに置いて、インフォメーションを出したんです。
どんなインフォメーションか?
「みなさん、この木はホスピタリティの木と言います。うちのお店に来てくれた子供たちの名前を覚えてあげたら、この葉っぱに名前を書いて貼っていきましょう」っていうキャンペーンです。
スタッフの心に火がついたんです。
「良いねよしこ、これやろう!」
次の日から、ひとみちゃん、たかしくん、けんじくん、みきちゃん…、次々に子供たちの名前が書かれた葉っぱが貼られていきます。
高校生のアルバイトスタッフであれば、まだ、学校の制服を着た状態でアルバイトに来て、お店の出入り口で出会った子供にまで声をかけるんです。
「あー、この前も来てくれたよね。お名前なんて言うの?いちろうくんって言うんだ、ありがとうね!」って。