本記事の動画はこちらから▶リーダーシップの定義、マネジメントとの違い
「リーダーシップ」と「マネジメント」を学ぶことができるマクドナルドの社内研修
マクドナルドって社内研修場があるんです。
「ハンバーガー大学」っていう名前の。
そのハンバーガー大学っていう社内研修場は1年間、何人が受講するかと言うと、1年間で6万人です。
社内研修場ですよ?
その辺の研修会社よりもたくさん受講生がいます。
新入社員ももちろんそこで勉強するし、アルバイトからアルバイトマネージャーになる人も勉強しているからです。
マクドナルドって全国に多い時で3,700店舗あったんですけど、1店舗あたりの社員の人数は1.6人なんです。
1店舗あたりの社員の人数。
ちなみに1店舗にいるアルバイトの人数は小っちゃいお店で30人。
大きなお店になると120人のアルバイトが働いています。
その30人〜120人いる1店舗の平均社員の人数1.6。
だから利益率が高い。
だからマクドナルドってあんなに安い値段で、本当に良い食材使ってるのに成り立ってるっていうことです。
それぐらい安い賃金で働いてもらってました。
だから利益が出るという体質なんです。
じゃあどうやって1.6人の社員で3,700店舗の会社を作ったかと言うと、アルバイトを社員と同じレベルに育てる仕組みがあったからです。
つまりそのハンバーガー大学というところで勉強する6万人のほとんどが、アルバイトスタッフです。
ちなみにアルバイトスタッフも勉強しますけど、新入社員も勉強してます。
それから店長になる前の社員もそのハンバーガー大学で勉強し、店長になってからもハンバーガー大学で勉強し、店長を束ねるスーパーバイザーもハンバーガー大学で勉強し、そのスーパーバイザーを育てる統括スーパーバイザーもハンバーガー大学で勉強してます。
じゃあハンバーガー大学で何を勉強しているかと言うと、ハンバーガーの作り方は1個も教えてません。
ハンバーガーの売り方も1個も教えてません。
ハンバーガー大学で教育している内容は全てリーダーシップとマネジメントだけでした。
アルバイトスタッフも、新入社員も、店長も、スーパーバイザーも、統括スーパーバイザーもリーダーシップとマネジメントの勉強をするんです。