話すな、聞け!“あと6秒”我慢できる上司が、人間関係を制する。
部下との会話、あなたは「聞いてるつもり」になっていませんか? 実はほとんどの上司が、“あと6秒”の我慢ができないことで、 信頼を失い、部下の本音を聞けずにいます。 本記事では、鴨頭嘉人が企業研修で必ず伝える“聞き力3ステップ”のうち、 前半2つをわかりやすくご紹介します。
聞き力ステップ①:最後まで聞く
あと6秒。口を挟まずに、部下の「本音」が出るまで待て!
ある研究によれば、患者が症状を語り始めてから医師が口を挟むまでの平均は「23秒」。 しかし、本人が「話しきった」と感じるまでには、あと6秒必要なんだそうです。
つまり、あと6秒待てれば、本当の情報が手に入るのに、 多くの管理職は待てずにアドバイスを始めてしまう。
これは重大な損失です。 なぜなら「真の原因を聞き出せていない状態でアドバイス」=「頭痛薬を出して終わり」の医者と同じだから。
解決しないどころか、信頼まで失います。
部下の会話をハイジャックしてませんか?
“良かれと思って”が、実は信頼を壊している
「先輩、連休はどうでしたか?」
「沖縄に行ってきたよ!」
「沖縄いいよね〜。離島行った?あ、行ってない?それはもったいないな〜!」
…この瞬間、会話の主導権が“奪われた”の、気づいてましたか?
本当は言いたかったのは「新しい彼と行った旅行の話」。 でも相手は“自分の知識”を押しつけてしまった。 これが、会話のハイジャックです。
上司が「経験豊富」なのは素晴らしい。 でも、“アドバイスしたい欲”を抑えて「まずは受け取る姿勢」がなければ、部下は二度と本音を話さなくなります。
聞き力ステップ②:全身で聞く
「聞いてる」だけでは足りない。“受け取ってる”と伝わるかがカギ
話をちゃんと聞いているのに、なぜか「伝わってない」気がする…そんな経験ありませんか?
それ、「体が動いてない」のが原因かもしれません。
鴨頭嘉人が実演した「2パターンの聞き方」では、内容は全く同じでも、 体を動かしてリアクションした方が、圧倒的に“聞いてもらえてる”感が伝わりました。
うなずく。身を乗り出す。目を合わせる。手を動かす。 それだけで、相手の安心感は段違いに変わります。
これは家庭でも一緒。 子どもが「ママ聞いて〜」と言ってきた時、目を見てうなずくだけで、会話はどんどん深くなっていくんです。
企業向け講演・研修のご案内
本記事で紹介した「聞き力」の内容は、実際に企業研修で社員満足度・管理職信頼度が飛躍的に向上したテーマです。
もし、貴社の管理職研修やチームリーダー育成でお悩みがある場合は、 鴨頭嘉人による企業講演・社内研修をご検討ください。
- ✅ テーマ例:傾聴力/マネジメント力/関係構築/心理的安全性/人材定着
- ✅ 対象者:管理職・中間層・次世代リーダー・新人フォローアップなど
- ✅ 特徴:体験型ワーク/事例豊富/エンタメ型で“学びが残る”
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