本記事は動画の【09:16】辺りから▶想いが伝わるのは言葉ではない「人の心を動かす話し方」とは?
「一風堂の社長・河原成美」とは都内の勉強会で出会った
俺、初めて一風堂の河原成美に会ったのは、東京の世田谷にある中学校の廃校でやってるスクーリングパッドっていう、将来飲食店の経営者になる卵たちが勉強してる勉強会に通ってたわけ。
全然俺、飲食店のオーナーになる気ないのに。
そこに行ってる時に、河原成美がゲスト講師で来て、その時はラーメン屋の完全なユニフォームで180×100mmの木の板とスタッフが持ってきたビールの空箱4つで。
ビールの空箱4つ置いて、上に板置いて、下からバーナーばちんってつけて。
でっかい寸胴でぐつぐつお湯を沸かしながら「良いか、今日はな日本一うまいラーメン食わしてやっから」って言いながらちゃんとレジュメとかもあって、講義もあるわけ。
ラーメン屋のPLとかやってるわけ。
プロフィットアンドレス、売上があって原材料費があって、人件費があっていくら利益が出るかみたいな。
ちゃんとシミュレーション表を配ってあるわけよ。
それを説明しながらラーメン作ってるわけ。
河原成美が。
もうぐわーって汗かきながら
「良いか、今Aのパターンを見てみろ。Aのパターンっていうのは、ラーメンだけをやった時の年間のPLだ。ラーメンをやった時の年間のPLはどうなるかと言うと、例えば1年間で1ヶ月の売り上げが例えば350万だとするだろ?残ってるのは1年の最後でいくらになってる?そうだ、70万だ。70万だって暮らせるから立派なもんだ。でもな70万で次の店作れるか?作れねえよ。70万じゃエアコンの室外機1台分だろ。それじゃ店増えねえんだよ。2枚目見ろ」とか言ってラーメン作ってんだよ?
「2枚目は餃子を作ったパターンだ。ラーメン+餃子、このパターンになったPL見てみろ。最後の数字見てみろ。いくらになってる?250万だろ?だからな、餃子屋やれ」って。
「ラーメン王が餃子屋やれって、すげえな」って思いながら。