本記事は動画の【12:02】辺りから▶口下手な人は知らない 人を動かす話し方の極意
聞き手に「緊張感」を与えてあげることのできる語り手になろう!
マクドナルドの時の最初の時の外部講師もそうです。
完全に支配してますよね?
「この中に3人のバカがいます」って。
で、完全に今まで文句言おうと思ってたわけです。
「なんだこのおっさん」とか思ってたのに、急に「先生!」って支配されるんです。
これって聞き手にとって幸せなんです。
そうですよね?
だって話を聞くのと聞かないのどっちが幸せ?
聞く方が幸せですよね?
プレゼントが受け取れるわけですから。
だから聞き手のことを変えてあげるというプレゼント。
そのことを僕は「場の支配力」というネーミングをつけただけです。
場の支配力というのは「おい!ちゃんと聞け!」じゃないです。
緊張感をプレゼントすることなんです。
緊張感っていろんなパターンありますよ?
上からの緊張感もあれば、意外な緊張感もあります。
「今日は今までにやったことない授業をやるよ?多分、みんな一回も経験したことないよ?今日は小学校3年生のみんなに対して、高校生でもなかなかできない授業をやるよ?」とか言うんだよ。
すごくポップでライトに「え、なになに?高校生がやるようなことできるの?『できない』と思ってる子もいるかもしれないし、『俺ならできる』って思ってる子もいるかもしれない。先生にもわからないぞー?」とか言うんだよ。
これ全然上から言ってないけど、緊張感は保てるんです。
「え、なになに、先生早く教えて!」
「まだー?」とか言うんです。
これ、場の支配力ですよね?
別に上から行くっていう意味じゃないです。
緊張感っていうのは。
様々な要因があります。
ドキドキさせてあげたり、びっくりさせてあげたり。
俺なんだっけ、大阪に先生がいるんです、小学校の。
で、このオープニングの授業やって、場の支配力っていうのを覚えた時に「面白いことを考えるなぁ」って思ったんだけど。
「教室の入ってくるところに黒板消しをはめといて、自分で。で、ブワーって開けてボンっと落としてから、授業をやっても良いんですね」みたいな。
「良いと思います」
生徒、びっくりするよね?
だから別に「変なことをやれ」とは言ってませんが、「いつもと違うぞ」っていうのも緊張感の一つなんです。
「なんか今日は違うぞ」とか「この人違うぞ」とか、いつもと違う刺激。
これこそが場の支配力の源泉なので。
そういうことも含めてオープニングっていうのは何気なくやらないで、目的を持ってオープニングを作れるようになれば良いんです。
ちょっと今、強烈な例ばっかり言ってるんで「強烈なことをやろう」ってならないでね?
今は例として色々言ってますけど。
とにかく聞き手が聞きたいっていう風に緊張感を落とさずにボディに持っていければ、正解という風になってきます。
その例がいっぱい出てるよってことね。