【悩める上司必見!】主体的に動く部下を育てるためのマネジメント法|鴨頭嘉人公式⑨

売り上げを上げるために、まず行なったことは「理念共有」

それをとにかく理念共有しました、ラッキーだったんですよ。

僕の働いてたマクドナルドは、ちょうど国道挟んで真正面に、昔から営業をしているモスバーガーさんがあったんですよ。

で、この店ね、繁盛店。

月間の売り上げ約1000万、うちのお店630万。

同じ立地条件、同じハンバーガービジネスなのに売り上げが向こう2倍、最高です。

だから、僕アルバイトスタッフさん(が)働き始めたら、暇さえあれば、ってかずっと暇でした。

売れてなかったんで、暇さえあればその子たちを連れてって、モスバーガーの客席店に行くんですよ。

国道を渡ってわざわざ。

でも、モスバーガー満席ですから、その状態を見せながらアルバイトさん一人一人に語りかけるですよ。

「いいかい、見てごらん。今モスバーガーさんの客席で、弘前中のご家族が楽しそうにお食事してるよね。素晴らしいと思わないか。こんな風に飲食店っていうのは、ただお腹を満たすだけじゃなくて、家族の思い出を作ることもできる。俺たちが売ってるのハンバーガーじゃない。食体験を売ってるんだ。日本一のマクドナルド作ろう。そのために君の事を採用させてもらったんだ」

って全員一人一人に僕が熱く熱く熱く語りまくるんです。

だいぶ暑苦しかったと思います。

雪が降ってても半袖で、モスバーガーまで見に行って。

だから当時のモスバーガーさんの店長は、多分ね僕らの姿を見て「あいつらいったい何やってるんだ」と、だいぶ恐怖に慄いてた(おののいてた)と思いますよ。

関係ない、もう必死でした。

そしたら何が起きたか。アルバイトスタッフさんが、自分で考えて行動するようになったんです。

次回:10)主体的に動くアルバイトスタッフさんが増えたおかげで現れた組織への影響!

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。