本記事は動画の【06:28】辺りから▶人材育成のプロが語る『これからのリーダーに不可欠なスキル』
「家庭訪問」を行った社員の成績はドンドン上がっていく!
要はその子の指摘もしないし、その子にアドバイスもしないで、ただただ家庭訪問してその子のお父さんとお母さんの話を聞いて帰ってくる。
するとその子の売上は上がる。
で、俺意味が分からなかったんですよ、その話聞いた時。
「ちょっと待ってください」と。
「素敵だな」と思ったと。
「すごい」とも思ったと。
「でも、それと売上、つながらないです。どういうことですか」って鈴木さんに聞いたら、鈴木さんは一言言ったんですよ。
「あのね、鴨さん。その子に問題なんか無いんですよ。俺ですよ。俺が『こいつはダメだ』と思ったら、こいつはダメになるんですよ。俺がこいつのことを愛しいと思ったら、こいつは良くなるんですよ。こいつは関係ないんですよ。」っていう話を聞いて。
「こんなに人のことを信じられる経営者がいるんだなあ」と思って。
はっきり言っていい?
この話聞いても出来る人そんなにいないよ。
みんなね「いい話でしたな」で終わりにするんですよ。
でもね、やったら変わるよ、未来は。
「社員を信じる」ことができる社長の原動力はこれだ!
で、俺は鈴木さんに聞いたんですよ。
「深い話だし、きっとそうなるということは想像出来ました」と。
「もう一個だけ聞かせてください」
「鈴木さんは何でそんなこと出来るんですか」って。
「借金20億でね、一日でも早く借金返したいって思うでしょ」って。
「何でそんな面倒くさいこと出来るんですか」って聞いたんですよ。
そしたら鈴木さんは一言言ってました。
「それはね、俺がやってもらったからですよ。俺はどうしようもない人間だった。学校の先公からも『お前なんか学校来んな』って言われた。親からも見放されてた。俺のことに関心持ってくれてる人間はいなかったんですよ。でもね、先代の社長はそんな俺、拾ってくれたんですよ。だからね、俺は一人も捨てる訳にはいかないんですよ。俺がやってもらったことをあいつらに回してるだけなんですよ」っておっしゃってましたね。