子どもだけじゃなく、大人の教育のためにも大切なこと

僕の師匠である長男、陽人(はるひと)6歳。彼に教えてもらうことが本当に多いなぁと思っています。この前も師匠が言った一言でまた教えてもらったなぁと思ったことがあるので、今日はその学びを紹介したいと思います。
僕のかみさんは僕が日曜日しか休まないので、少なくとも週に6日間はずっと子供の育児をやってくれていて、本当に子ども達と一緒に本気になって遊ぶ素敵なお母さんなんです。そんなかみさんも僕と同じように「子どもたちに教えてもらってることがたくさんあるね」という事を教えてもらった話です。

長女の一花(いちか)は今、小学校3年生で…来年4年生になるんです。子どもは小さい頃は自分のことを呼ぶときには自分の名前で言ったりしますよね。一花は自分のことを呼ぶとき「いっちーはね」という風に自分のことをいっちーっていうんです。
ある時、うちのかみさんが何気なく…「いっちーは来年はもう小学校4年生になるんだからそろそろいっちーじゃなくて私って言ってみたら?」というようなことを言ったんです。

そしたら一花はなんとも思ってなかったみたいなんですが…師匠が猛然と怒り始めて…
「ダメ!!そんなこといっちゃ!!来年になったら4年生って言ったってわからないんだから、先のこと言っちゃだめ!!言うなら今のこと言って!!」って言ったそうです。

これはすごいですよね!!僕はめっちゃビックリしました。感覚的にはそうかもしれないですが、それをちゃんと言葉にできるってすごいなぁって思ったんです。僕のかみさんは1ミリも言い訳ができないくらい、すごくそのとおりだと思って…反省したそうです

そして、師匠にも一花にも謝って「これからは今のことしか言わないからね」って言ったらしいです。

すごいなぁって感じました。

実は人間って先のことを考えて、ワクワクしたりとか成長したいって思う分にはいいんですけど…

先の事で思い悩んでいる事…多くないですか?

一説によると未来を想像するときの85%は「起こりもしないネガティブなことを考える」っていう研究結果があるらしいんです。だから先のことばかり考えているのは幸せにはなれないし、そもそも先のことは…わからない。誰にもわからないことなんですから、とにかく今を一生懸命生きたりとか、今を幸せだなぁって感じること。

この1秒1秒…その連続が明日で、その連続が来月で、その連続が来年なんじゃないかなって思いました。そして、単にこれは子どもの教育の話じゃなくて…自分に対しても、当てはまる事だと感じました…!!

「先のことを言わずに…今の自分のことをちゃんと考えて」って、自分にも言ってあげようと思いました。

また師匠から素晴らしい学びを教わりました。何か参考になれば嬉しいです!最後まで読んでいただき、ありがとうございましたっ!

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。