かみさんと一花の儀式「幸せチャイム」

今回は長女の話をしたいと思いますっ!

僕の長女の名前は一花(いちか)って言います。以前、世界でひとつだけの花っていうスマップの歌が大ヒットしましたね。その歌詞の『ナンバーワンにならなくてもいいって、もともと特別なオンリーワン』っていう歌詞が好きで一花(いちか)っていう名前をつけたんです。でも、なぜか人と比較するのが大好きな子に育っちゃいました!(笑)彼女は師匠と真逆でけっこうロジカル派なんです。

僕はハッピーマイレージの活動やっていて休みの日でもスイッチON!なんですよ。だから、スーパーで買い物をして駐車場係の女性に「笑顔ほんと素敵ですね」って声をかけてお金を払ってます!!
すると助手席に座っている 一花は・・・
「また素敵な笑顔かよ・・・」ってぶつぶつ言うような子なんですっ(笑)じゃぁ、一花ってすっごい冷めたタイプかっていうと実はそうではなくて、たとえば学校の成績でいうとオール5で授業中背中ピーンとしっかり先生の目を見て授業を聞くような子で、障害者の子だったりとか外国からきたなかなか友達の出来ない・・・そういう子の面倒を見るようなめちゃくちゃ、やさしい子なんです。

なんで、そういうやさしい子に育ったのかな?って考えたときに・・・ひとつだけ思い当たることがあります。それは、『幸せチャイム』っていう儀式のお陰なんじゃないかなと思ってます。この儀式は・・・一花とうちのかみさんが取り決めたすごい素敵な儀式なんです。

夜寝るときにうちのかみさんは自分が真ん中で、左右に師匠と一花がいて、川の字になって寝るんですね。僕は大体ずっと働いてるから夜いないんですが、子どもたちは夜9時になると必ず寝ます。その寝る瞬間にやるのが『幸せチャイム』っていう儀式なんです。

どんな儀式かというとかみさんが「いっちーは かあちゃんの たからもの♪はるは かあちゃんの たからもの♪しあわせ~♪」そう言うと2人が「しあわせ~」って繰り返して、かみさんが「お や す み♪」って言うと 2人が「お や す み♪」って言って寝るっていうのが幸せチャイムなんですが、この儀式をやらないと絶対に一花は寝ないんですよっ。

「幸せチャイムは~?」ってせがむのでやらなかった日はないんです。これはつまり、彼女の潜在意識にずーっと自分はかあちゃんの宝物で今日も幸せだったんだっていうことが入ってるってことなんです。そう思うと、自分のことを大切に扱って人のことを大切に扱うやさしい子になるのは当たり前なんだろうなって思うんですよ。
これはたぶん子供だけじゃなくて大人もそうだと思うんです。だから僕はすべての家族が幸せチャイムをやったらいいと思ってます。もしかしたら会社もやったほうがいいかもしれませんっ!朝礼以外に「社員は社長のたからもの~♪」みたいに言ってみるのはどうでしょうか?最初は違和感があったとしても毎日言っていたらそれが普通になると思いますし。人の言葉ってやっぱりそれくらいエネルギーがあるなぁって思うんですよ。この言葉の持つ素晴らしい力をお借りしない手はないなって思ってます!!

あと、一花は今・・・うちのかみさんと一緒に楽読をやっているんですよ。彼女は、楽読が大好きなんです。読書スピードもすごくぶっとんでるんですが、レッスン中は授業中と一緒で背筋をピーンと立ててまじめに受けるタイプなんです。そして、終わったあとに感想を書くのですが・・・一花は、 いつも「今日はせっちゃんがとっても素敵な笑顔だった」という風に・・・自分のことじゃなくて他人のことを書くんですっ。子供なんだから「今日は楽しかった」とか書きそうだと思ってたら毎回一緒にレッスンを受けた大人がどんなだったかを書くっていう子なんです。

だから一花はすごくロジカルで、ある一面すごくクールなんですが、やっぱりやさしくて人のために生きる子なんじゃないかなぁって思ってます。一花を見ていると子どもっていうのはちゃんと親が思ったとおり育ってんだなぁって思うんですよ。

だからこそ、僕たち大人が美しい思想をもって生きないと世の中は美しくならないし、僕たちが美しい思想をもって美しい言葉で伝えていくと、きっと未来は美しくなっていくんだろうなぁって一花を見てて感じました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございましたっ!!

ABOUTこの記事をかいた人

講演家、YouTuber。日本マクドナルドでの勤務を経て、2010年独立。人材育成やマネジメント、リーダーシップについての講演・研修を熱い想いで行う「炎の講演家」として活躍。これらを記した著書も多数。YouTubeチャンネル登録者数100万人以上、再生回数2億回以上を数える。