講演家にとってユーモアとは何か?
はっきり言いますね。スピーチの最高難易度の技をユーモアと言います。難しい理由は、定形化出来ないからです。誰もが同じようにやれば面白くならないんです。しかも、賞味期限が短いものがあります。例えば、今、武勇伝のネタ見て、大笑い出来るかどうかはわからないですよね。同じ表現でも人によって凄かったり、ひどかったりします。
その人の持っているキャラクターによって変わってきます。顔や身長・体型・声というのがキャラクターです。実は全部外見なんです。お笑い芸人が憧れる外見は、ブサイク・チビ・デブ・ハゲなんですね。今までブレイクした芸人さん思い浮かべるとそうですよね?ブサイク・チビ・デブ・ハゲですよね。他の人と違う外見を持っている人というのが特徴なんです。可愛い女の子がやると、むかつきます。年上の女性からめちゃくちゃ叩かれたりします。
ユーモアのセンスの磨き方
では、ユーモアのセンスの磨き方を教えましょう。2つあります。
1つ目はユーモアのある人をなるべく見ておくことです。ユーモアの大本は、藤本さんというマクドナルド自体の上司です。面白くないと蹴りを入れていただける人です。これね、藤本さんには「盛りすぎ」って言われますが、全く盛っていません。
あともう1つは日常生活で、自分がよく笑うことです。どんなお笑いでも腹から笑っている人の方が面白い発信が出来るようになります。
例えば、西野さんの対談の聞き方ってやばくない?聞き方がえげつない位、いいんですよ。人の話をとんでもないリアクションで聞いているからだと思うんですね。日常からキチンと表現しておくことで、良い表現者になれます。
僕らは「笑い」はいらないと思っています。専門家としての立場ですから。見てて面白く見えるかどうか、最後まで見たくなるような話し方が大事です。
表現とはギャップです。私も急に喋らなくしたり、囁いたり、してますよね。これギャップを使っているんです。
日常で普段通り過ごすの禁止。晴れの天気見ただけでもいくつものリアクションが出来るようになってください。うはーーーー、みたいな。
(一同爆笑)
日々を当たり前のように過ごさず、毎日を楽しんで生きましょう。