僕は教える力よりも承認する力の方が、
ハンパなく強いと確信しています。
先日のBlogやメルマガをご覧になっている方は、知っているかと思いますが僕の師匠こと「鴨頭はるひと(5歳)」は街で会った人や保育園の人にもみんなにいつも「ありがとう」って言っちゃう素晴らしい子なんです。
僕は、はるひとの事を人として心から尊敬しています!!
だから、師匠と呼ばせていただいてますっ。
そんな話をするようになったら最近「なんでそんな子に育つんですかっ?そんな子にうちの子も育って欲しいんです。」ってお母さんに聞かれるようになったんですね。で、僕もなんでかなぁ〜って考えてみたんです。
今日はそれで出てきた
僕なりの答えを紹介します。
実は、とってもシンプルで…
誰でもいつからでも出来ちゃいます。
僕の家では、躾(しつけ)っていうのは基本的にはありません。ただっ、一個だけ理由として思い当たる節があるんです。それは、はるひとが生まれた日から目も見えていない、耳も聞こえていないときから1日も欠かさずにやってきたことなんです。
それは何かというと、
「生まれてきてくれてありがとう。」って言葉を「毎日伝える」こと。
ほんっとの赤ちゃんのときから病気のときも1日も欠かしたことはないんです。ずーっと、今も言い続けてます。
答えは、これだけ。
もちろん、師匠も今は5歳とかだからいい子なのかもしれません。小学校の高学年とか中学生になったら、くそばばぁって言うかもしれません。でも3つ子の魂100までじゃないですが、僕の中で土台となる人間形成は、完了していると思ってるんですね。
あとは、一生「本当にハルヒトはすばらしいね」って伝え続けるだけだって思ってます。
そうそう、他にもう一個だけ気をつけていることがありました。
それは何かというと、
「僕が彼らの成長を妨げない存在になる」
ということです。
それをものすっごく意識してますっ。
例えば、師匠が2歳のときに保育園の先生にまじめに言われたことがあります。「はるくんはとってもいいこなんだけど、あまりにも集団行動ができなさすぎます。お父さんお母さん協力してくれませんか?」
それに対して僕が何と言ったか、
「先生はたぶん大変だと思います。たくさんの園児をみないといけないし。でも、すいませんが、ほっといてくれませんか?今の日本の教育現場で育って集団行動ができないというのはありえません。だからうちの子はほっといてください。」って、言ったんです。
ありえないですよねっ! 笑
で、結果どうなったかというと、1年後無事に集団行動ができるようになりました。僕は、集団行動なんて、教えなくても出来ると信じてます。それよりも、どれだけ自分の強みや特性を感じて、イキイキと毎日を過ごしているかが大切だと感じています。
僕は大人が管理しやすい為のルールをおしつけない配慮が、ありのままのすばらしい子になるなって思っていて、彼がどんなことをしたとしても「生まれてきてくれてありがとうハルヒトはすばらしいな、天才だな」いつもそれしか言わないって決めるんです。
僕は教える力よりも承認する力の方が、ハンパなく強いと確信しています。
僕は講演で大人たちにも伝えていますが、自分の子どもにも同じようにやってるだけなんですね。
ただ承認するだけで十分なほど、子どもはすばらしい存在です。
この前、僕のかみさんから聞いた話があります。
うちの上の娘がイチカっていうんですが、
イチカが「母ちゃん怒んないで〜」って言ってたんですね。
そしたら師匠が
「母ちゃんはどんなときに怒るのっ?」
って質問したんです。
そしたら、僕のかみさんは
「お母さんはね、他の子を傷つけたり、自分のことを傷つけるようなときだけ怒るよ」
って言ったんです。
そしたら師匠は何て言ったと思います?
そしたら、
「そうかぁ。怒るときは優しい気持ちなんだね。」
って言ったんですよー!!
すごくないですかっ!?
僕はこの言葉が深すぎてビックリしました。
一見すると怒っているように見えても、その土台には愛がある、優しさがあるということを感じているんです。あぁ、子どもは浅いところで受け取れなくて、一番深いところでしか受け取れないんだ、本質だけを見てるんだなって感じました。
だから僕から余計な事を教えることはないんです。
子育てで大切なことは、
・すばらしいねって存在を承認し続けること
・彼らの邪魔をしないこと
それだけで十分なんだと信じています。
今日は、子育てについて語ってしまいましたが、あくまで僕はそう考えていると思ってくださいね。何かお役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございましたっ!