サービス業に従事している人はぜひ読んでください

人生で大切なことはみんなマクドナルドで教わった (レビュー)
日本人なら誰もが知っているマクドナルド。その店舗数は全国3300店舗にもおよび、そこで働くスタッフは地方都市の人口にも匹敵する16万人。過去の勤務者の累計は京都府の人口にも匹敵する260万人と、その規模とスケールは他社の追随を許さない。

この、「人生で大切なことはみんなマクドナルドで教わった」は、著者である鴨頭嘉人氏が、愛媛県今治市から大学進学のために上京した19歳の時から、その後、様々な店舗で試行錯誤の末、お客様満足度全国1位、従業員満足度全国1位、セールス伸び率全国1位の三冠を獲得し、最優秀店長に選ばれた氏の実体験に基づく真実の記録である。

マクドナルドに限らず、多くのサービス業のスタッフがそうであるように、大学の最初の友人に「バイトするならマックだよ!一緒に面接に行こうぜ」という契機で鴨頭氏はマクドナルドと関わる訳であるが、本書に紹介されている様々なエピソードは、単に氏の実体験の記録としてではなく、今や日本を代表する巨大企業に成長したマクドナルドの成長の軌跡であり、多くのサービス業に共通する日常そのものでもある。

バブル崩壊後、既に20年以上の歳月が流れたが、その過程で厳しい国際競争に晒された日本企業では、業種、業界を超え、経営の合理化の名のもとに非正規労働者の割合が増加したが、特にサービス業はその典型であり、一般的にそのスタッフは自ら希望して従事しているというより、最初は身近なバイト先であり、そこで働くスタッフも普通の主婦やアルバイトである。

その意味で、この本の舞台が優秀な高度人材が正社員として集う一流企業を舞台として書かれたものではなく、気軽なバイト先である身近な店舗という現場を舞台にして書かれていることも実に多くのサービス事業者にとって興味深い。

本書では様々な失敗や成功のエピソードが紹介されているが、鴨頭氏はその中で店長の重要性を何度となく力説しているが、店長次第で売り上げは上がりもすれば下がりもするというのは、多くの人が共感する部分であろう。

しかしながら、多くの店長がそうであるように、鴨頭氏も最初は意気込みが空回りして結果を出すことが出来ず苦悩の日々を過ごす訳であるが、「信じられるかどうかではなく、信じるときめてしまう」ことによって驚異的な結果を出す店長へ成長していく姿は、まさに氏の覚醒の瞬間であり、読者に深い共感と感動を与えるに十分である。

この本は、経営者層から、店長、リーダー、アルバイトスタッフに至るまで、その立場、経験に違いにより、様々な解釈が存在し、それぞれの実体験と共鳴しながら臨場感を持って読者の心に様々な音色となって響くであろう。

バブル崩壊後の20年、日本はその成長の国家像を描けず社会には閉塞感が漂っているが、この本は、単に店長の重要性を説いたビジネス書に止まらない。この本は読み手によっては遥かに壮大で、私は21世紀日本の成長のヒントをメタファーとしてこの本に感じずにはいられない。

確かに日本は技術大国である。しかしながら、その一方で日本は世界的にも珍しい高コンテクスト文化を有する国でもある。われわれ日本人は、相手や他人の気持ちを察することを当たり前として認識しているが、こうした高度に発達したホスピタリティーマインドを国家単位で有する国など日本以外に存在しない。そして、このホスピタリティーの国民的高さこそ、21世紀の日本を成長経済へと回帰させる国家的資質に他ならない。

かって聖徳太子は「和をもって尊しとなす」に、日本の国家像を描いたが、21世紀の日本は、「おもてなしの心をもって国をなす」ことこそ、日本国家100年の体系であろう。サービス立国、観光立国の掛け声は、既に始まっているが、ややもすれば、今までの活動は魂のない仏像のような状況であった。しかしながら、氏の登場で、その活動のクラッチが入り、日本社会全体がサービス立国実現へ動き出す予感を私は確かに感じている。

もちろん、そうしたサービス産業の主役は、様々なサービス事業者であり、店舗で働くスタッフであることは言うまでもない。もちろん既にプロフェッショナルとして誇りと充実感をもって働いている人も大勢いる一方で、以前の鴨頭氏のように軽い気持ちで働いているスタッフも大勢に違いない。私は、そうした多くのフリーターやアルバイトの人にこそ、この本を手に取り読んでもらいたい。そして、ぜひサービス業に携わっていることへの誇りを是非、感じて頂きたい。

この本は、バブル崩壊後、雇用の多様化と終身雇用が崩壊した現在日本社会において、サービス業を中心としたフリーターやアルバイトの雇用の現場が、単なる報酬の機会ではなく、社会教育の場に十分なりうることを教えてくれる。それだけではなく、そうしたサービス産業に従事している様々な人たちが、この社会に必要不可欠な存在であり、誰もが輝くことができる存在であるということを、氏の圧倒的な愛情が読者を抱擁し語りかけてくる。

まさに、この本は今の日本社会が必要としていた本であり、自らをサービスハピネスクリエーターと称する鴨頭氏は、サービス立国へと脱皮する時代が求めていたトップモチベータであり牽引者になるであろう。

厳格な警察官僚であった父や甲子園常連校で主軸バッターを努め、甲子園ベスト8の原動力であった偉大な兄と絶えず比較され、大学を辞めてマクドナルドで働き始めた氏は、ある意味、アウトローの代名詞かもしれない。そんな氏が渾身の思いで書いたこの本は、温かい愛情に包まれ、まさに迷える多くの人のバイブルになるに違いない。

最後になるが、氏の資質を見抜き、世に送り出した新潮社の編集者の眼力に敬意を表したい。

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■鴨頭嘉人(かもがしらよしひと) 日本マクドナルド(株)でアルバイト4年、社員21年、 25年間サービス業の現場で 数々の業績と感動体験を積み上げる。 お客様満足度日本一、従業員満足度日本一、 セールス伸び率日本一を獲得し最優秀店長で表彰される。 その後も最優秀コンサルタント。米国プレジデントアワード。 米国サークルオブエクセレンスと国内のみならずワールドワイドの表彰も 全て受賞する功績を残す。 2010年9月23日に現在のハッピーマイレージカンパニーを創立。 現在は世の中のサービスパーソンを元気にする活動"Happy Mileage"を推進する傍らで、講演家で全国での講演活動を精力的に行なっている。マクドナルドでの実体験に基づく著書『人生で大切なことはみんなマクドナルドで教わ­­った』を出版し発売初日にAmazonビシネス書ランキング1位を獲得。初版1万部だったが、発売2日目には増版が決定。現在も好評発売中。   ★ホームページ : http://kamogashira.com   ★Facebook(個人): https://www.facebook.com/yoshihito.kamogashira   ★Facebookページ : https://www.facebook.com/kamohappy   ★ブログ : http://kamogashira.com/?cat=3   ★鴨め〜る : https://www.agentmail.jp/form/pg/414/1/   ★話し方の学校 : http://www.hanashikata-school.com/鴨頭嘉人 著書:人生で大切なことはみんなマクドナルドで教わった  ⇒http://kamogashira.com/amazon/ Amazonランキング総合書籍2位獲得 Amazonランキングビジネス書1位獲得 内容:涙と感動にあふれたお店こそ、ボクの本当の学校だった――マクドナルドのアルバイト経験者は、これまで実に260万人。ごく普通の高校生でも「輝く人材」に大変身さ­­せる「マクドナルド流人材育成術」には、人を「やる気」にさせるための工夫が満載だった。お客様満足度日本一、従業員満足度日本一、売上げ伸び率日本一の「三冠」を達成­し­た「最優秀店長」がその秘密を大公開!炎の講演家!鴨頭嘉人▼▼鴨頭嘉人 セミナー・講演・研修スケジュールはコチラ▼▼ http://kamogashira.com/?page_id=3021▼▼企業研修・セミナー・講演ご依頼受付中!▼▼ https://www.agentmail.jp/form/pg/469/1/